抵抗力の弱い赤ちゃんだから!! |
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5つの約束 |
@化学物質の安易な使用を避けます。 |
A仕上げには、なめても安全な物を使います。 |
B赤ちゃんに近い床には、芯まで自然の物を使います。 |
C大人が基準の指針値のクリアで安心しません。 |
D赤ちゃんの将来を考え、国内の木材を活用します。 |
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近年、子どものアトピーなど、アレルギー性疾患が増える傾向にあり、
これらアレルギー性疾患の発生や悪化は環境因子が大きく影響すると考えられています。
そして、その一つに化学物質の関与が挙げられている事をご存知でしょうか?
住宅においても数年前からシックハウス症候群が取りざたされるようになり、
室内の揮発性化学物質が問題にされてきました。
現在では、厚生労働省により指針値が決められ、建築基準法でもクロルピリホスの
使用禁止とホルムアルデヒドの使用制限が付加されるまでになりました。
2003年7月に建築基準法が改正
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化学物質名 |
濃度指針値 |
気中濃度
25℃換算 |
発生源 |
1.ホルムアルデヒド |
100μg/m³ |
0.08ppm |
合板、パーティクルボード、
壁紙用接着剤等に用いられる
尿素系、メラミン系、フェノール系等の合成樹脂
接着剤 |
2.アセトアルデヒド |
48μg/m³ |
0.03ppm |
ホルムアルデヒド同様一部の接着剤、防腐剤など |
3.トルエン |
260μg/m³ |
0.07ppm |
内装材等の施工用接着剤、塗料など |
4.キシレン |
870μg/m³ |
0.20ppm |
内装材等の施工用接着剤、塗料など |
5.エチルベンゼン |
3800μg/m³ |
0.88ppm |
内装材等の施工用接着剤、塗料など |
6.スチレン |
220μg/m³ |
0.05ppm |
ポリスチレン樹脂等を使用した断熱材等 |
7.パラジクロロベンゼン |
240μg/m³ |
0.04ppm |
衣類の防虫剤、トイレの芳香剤等 |
8.テトラデカン |
330μg/m³ |
0.041ppm |
灯油、塗料等の溶剤 |
9.クロルピリホス
(下段:小児の場合) |
1μg/m³
0.1μg/m³ |
0.07ppm
0.007ppm |
防蟻剤 |
10.フェノブカルブ |
33μg/m³ |
3.8ppm |
防蟻剤 |
11.ダイアジノン |
0.29μg/m³ |
0.02ppm |
殺虫剤 |
12.フタル酸ジ‐n‐ブチル |
220μg/m³ |
0.02ppm |
塗料、接着剤等の可塑剤 |
13.フタル酸ジ-2‐エチルヘキシル |
120μg/m³ |
7.6ppm |
壁紙、床材等の可塑剤 |
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しかし、これだけで大手を振って
≪大丈夫!≫と言えるのでしょうか?
2つ以外の化学物質は?
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子どもは大人よりも食事や呼吸する空気の量は少ないので、
これらを経由して体内にはいる化学物質は大人よりも少量です。
しかし、体重1kgあたりで比較すると、表に示すように
大人の2倍近くの量の化学物質を取り込んでいることになります。
東京都:化学物質の子どもガイドライン(室内空気編)より |
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東京都は独自に、化学物質の子供ガイドラインと言うものを作成しています。
上は、その中のグラフです。子供は小さいので、全体の呼吸量としては、大人よりも少ないですが
実は、体重1kgあたりに直すと、なんと大人の2倍の呼吸をしていることになるのです。
子供は運動量が多いので、体に、どんどん酸素を送っているんですね!
●建築基準法を守れば、
子供たちを守ることが出来るのでしょうか?
室内に発生している化学物質は、建築基準法を守っていても
ゼロと言うことはありません。その為に、換気扇を付けなさいともなっていますが・・・
そんな、同じ条件の室内に、大人と子供が住んでいるわけですよねぇ・・・・・
化学物質の濃度は、指針値以下で、大人は安心かもしれませんが、
体重1kgあたりの呼吸量は子供のほうが大きいですよね!・・・・・と言うことは?!?!
呼吸で吸っている空気は同じでも、子供のほうが影響を受けるのではないか??????
容易に想像できることではないでしょうか?
単純に考えても、1kgに取込まれる化学物質は2倍にはならないだろうか?
そう考えると、大人が基準の指針値では、子供は守れないし、
それを基準に作成されている、建築基準法では子供をシックハウスから
守ることが出来ないのではないだろうか・・・・・・・・・
現在、アメリカ化学会が発行している
Chemical Abstracts 誌で使用される化合物番号(CAS登録番号)が付与された化学物質の数は約3000万種であり、うち工業的に生産されているものは約10万種、世界で年間1000トン以上生産されるものは5000種程度とされています。(ウィキペディアより)
環境ホルモンとして人体に有害の可能性のある物質は、現在確認されているだけでも60種類以上あります。
その中で、国立環境研究所のデータによると、環境ホルモンとして人体に有害の可能性のある物質は、現在確認されているだけでも60種類以上あります
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たかが13種類の指針値、
たった2種類の化学物質の規制
果たして、本当にコレで大丈夫?
なのでしょうか?しかも、
その基準は『成人』なのです。
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指針値の前置きにはこうあります。
「この指針値は、(平成15年3月)現状において入手可能な科学的知見に基づき、人が指針値以下の暴露を一生涯受けたとしても、健康への有害な影響を受けないであろう、との判断で設定されたものである。」さらに国土交通省などの編集した、シックハウス対策マニュアルには次の様に書いています。
「今回の建築基準法に基づく規制は、まず、ホルムアルデヒドとクロルピリホスの2物質について最低基準を定めたものであるが、
基準法の基準さえ満たせば
化学物質による室内空気汚染が
全て防止できるわけではない。
よくよく考えれば、誰も、一切、コレで大丈夫です!なんて断定していないのです。レイチェル・カーソン女史が、1962年に発表した「沈黙の春」は、自然破壊に警告を発した先駆書として全世界に大きな影響を与えました。その中で、化学物質が環境や私たちの体に、いかに深刻な害を与えるかが述べられました。それからすでに40年以上が過ぎました。化学物質はその間、減るどころか、今この瞬間も新しく生まれていると言われます。何万年と言う周期で進化してきた地球にあって、たったの数十年で激増した化学物質は、当に自然の浄化作用を超えています。未熟な子供たちの体に、どれほど大きな負荷を与えているのか、想像に難くないでしょう。人為的に狂ってしまった環境から子供たちを守れるのは、私達大人でしかありません。東京都では新しく子どもガイドラインを作成し、独自の基準を作ろうとしています。今必要なのは、こういった子供を基準にした対応策なのです。住工房プラスアルファでは、以前から予防原則を取り入れて家づくりに取り組んできました。 |
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そして今、住工房プラスアルファは
更なる家づくりの向上を目指し、
『赤ちゃん基準の家づくり』
をここに発表します。 |